
子供の頃、無類のぬいぐるみ好きだった私
でも小児喘息になってしまった私から、医師の指示通り毛の生えているお気に入りのぬいぐるみをすべてとりあげ処分してしまった母。
すがって泣いたけど、生真面目な母は断固任務遂行した。
数年経って、喘息が治った頃にはぬいぐるみの事などは忘れてしまっていたけど、
悪いことをしたと思ったのか、とりあえず母はなんでも飼っていいよ、と言ってくれ、
犬、ネコ、ハムスター、うさぎ・・・絶えることなく色々な動物を飼育させてくれた。
死んでしまうたびに、心をぎゅっと雑巾絞りされるような気持ちを味わい、辛くて辛くてしょうがなくて今日地球が終わってしまえばいいのに、なんて滅茶苦茶なことを子供心に思ったりした。
でも、不思議と懲り懲りだ、なんて思わなくて、以来、ウン十年、あれやこれやとなにやらがいる。
同じく私にも無類のぬいぐるみ好きな娘が生まれた。
自分の経験もあり、気軽に洗濯ができるトラセリアのぬいぐるみ以外は自分では買い与えはしなかったが、毛の生えたものもどこからか頂いたりして、chocoは赤ちゃんの頃からとても気に入って遊んでいた。
しかし、湿疹が絶えず、1歳頃、結局アトピーと診断されたchocoから医師の指示通り
毛の生えたぬいぐるみを処分・・・・・、
・・・・・などできなかった私。
とりあえずしまっておいた。
一番気に入っている大きなクマちゃんは、しまってしまうのさえかわいそうで、野放しになっている。
それに、本物のうさぎだって飼っているし、一日1回だけの約束で対面だってさせている。
中途半端だなぁ。
でもあまり神経質にならずに生活していたら、いつのまにか治ってしまった。
何故か今日、あのぬいぐるみの事をふと思い出したので、再会させてみた。
まだ1歳ちょっとだった時にお別れさせたから、覚えていないみたいだけど、なにか特別な気持ちにはなっているみたいで、じーっと見てはぎゅーってしてちゅーってして、恥ずかしいぐらいの再会劇を演じてくれた。
「うしゃこ」ってお名前も付けてあげた。
「うしゃこ」とchocoの間には、今蜜月の時間が流れている。